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ラテンアメリカ・プレコロンビアン・ストーリー

 プレコロンビアンとは1492年のコロンブス到着以前のという意味で、先住民がかの地を治めていた時代を言う。 考古学での文明の定義は都市=建築を持った文化の存在であるとされる。そうした意味ではこれまで四大文明とされてきた世界史はメキシコ中央高原地方の文明、マヤ文明そして南米のアンデス文明を入れて七大文明と定義すべきではないかという声が次第に強くなっている(但し、メキシコ中央高原とマヤ地域を同時にメソアメリカ文明とも考えることも出来る)。というのもアメリカ大陸の文明は同時期の他の文明に勝るとも劣らない多くの都市文化を生み出していたからである。


チチェン・イッツァー(マヤ文明古典期後期の代表的遺跡:メキシコ)
 メキシコ中央高原とメキシコ湾岸やオアハカ地方、そしてマヤ地域ではオルメカ、ティオティワカン、マヤ、アステカなどの文化が時代と共に花咲いたが、これらの地域では11世紀になるまで金属器を持たず石器時代の段階のまま巨大な都市を造営し、すぐれた芸術を創造し高度な天文暦法を操った。アステカはメキシコ北部乾燥地帯から来たチチメカ集団の最後の一派であり、メキシコ中央高原を中心に14世紀にやっと覇権を握った新参かつ強力な帝国である。

 一方アンデス地方では紀元前2000年には既に金銀銅の治金術を発明していたが文字の使用はなく、チャビン、モチェ、ナスカ、ワリ、チムー等が入れ替わり立ち代りその文化の花を咲かせた後、巨大な道路網によってその広大な領域を支配したインカ帝国にまでその歴史が引き継がれた。インカは15世紀にその地を統一したこれまた新参かつ強大な帝国であった。

 遠く離れた南北の文明圏には奇妙な類似も見出せる。メキシコ中央高原やマヤに大きな影響を及ぼしたオルメカやアンデス地方に同様の影響を及ぼしたチャビンは共にジャガー、蛇、鳥の組み合わせによる宗教芸術を生み出し、それらが後々まで宗教シンボルとなった。また、喫煙用パイプ、唇飾りなども共通している。また治金術は南から北に伝わり、北の土器様式がアンデスで見つかることもある。つまり、南北両地域には活発な交流があったと考えられている。

 当然この交流路を通じて様々な物と情報が流れた。農耕そのものも、栽培植物の種子も・・・トウモロコシ、カボチャ、ジャガイモ、トウガラシ、カカオ・・・いずれもこの道を通ってお互いの文明の中に採り入れられたのである。

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