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マゲイシロップ「百年の蜜」プレス発表開催!

2006年9月27日(水)

プレス発表会場
 当日大雨にも関らず、プレス発表会には70社近くのテレビ、ラジオ、雑誌、新聞の記者の方々が取材に訪れました。 メキシコ大使館からも農林水産省全権グルサ公使が参加され、メキシコと日本をつなぐマゲイシロップにエールを送って下さいました。 会での主な内容は下記の通りです。






「マゲイシロップ、驚異の低GI化効果測定臨床試験結果発表」

千里金蘭大学食物栄養学科臨床栄養学研究室 教授 森政博

増加する糖尿病患者
近年わが国の糖尿病患者は著しく増加しており、潜在患者を含めると1700万人を超えたといわれています。 糖尿病は失明に至る網膜症や人工透析に至る腎症など多くの合併症を招く疾患で、糖尿病食事療法の最終目的は 合併症の発症と進展を防止することにあり、そのためには厳格な血糖コントロールと高脂血症の是正がポイントに なります。

食後の血糖反応は食品の種類(質)によってかなり違います。
十人十色という言葉がありますが、食品もまた然り、十食品十色です。ところが現在糖尿病の食事指導に用いられている 「糖尿病食事療法のための食品交換表」は、含まれている栄養素によって食品を6グループに分け、エネルギーが同じなら グループ内のどの食品からとってもよい、つまり食品の種類に関係なく血糖値およびインスリン値に対する影響は同じである という前提で成り立っています。実際には糖質の量は同じでも食後の血糖反応は食品の種類(質)によってかなり違います。 この違いを指数化したのが、現在欧米で糖尿病の食事療法などに取り入れられつつあるGI(Glycemic Index:血糖指数) です。

GI値とは
 もう少し分かりやすく申しますと、GIは50gの糖質を含む基準食品を摂取して2時間の血糖上昇面積を100%とし 、同量の糖質を含む食品摂取時の血糖上昇面積を%で表したものです。
先述しましたように、糖尿病の一時予防および進展防止には食後の血糖管理が非常に大切ですが、そのための指標として GIはどの様な食品をどのような組み合わせで食べればよいかという食品選択の目安になり得ます。もちろんGIが小さければ 小さいほどその食材の食品は食後の血糖上昇を抑えてくれます。

今日の主役でありますマゲイシロップはGIが低い甘味料として注目されているだけでなく、良質の甘味を有し、 砂糖を使用する種々の食品や料理において味覚を損なうことなく使用できます。日本に入ってきたのは今年と伺っており、 まだわが国の食品での使用例も少なく、ましてや使用食品のGIを調べたデータは全くありません。そこで今回、 モンブラン神戸のロールケーキ、アイスクリーム工房ぼぼりのアイスクリーム、セゾンファクトリーのジャムについて GIを測定させていただきましたのでご報告させていただきます。



マゲイシロップの低GI化効果


マゲイシロップの低GI化効果
その結果、ロールケーキではグラニュー糖使用のGI46に対してマゲイシロップ使用で30と16ポイント低下、アイスクリームでは グラニュー糖使用の40に対してマゲイシロップ使用で20と20ポイント低下、ジャムではグラニュー糖使用の74に対して マゲイシロップ使用で49と25ポイント低下し、いずれも有意に低くなり、マゲイシロップの低GI化効果(血糖上昇抑制効果) が実証されました。 その理由としてマゲイシロップに含有する炭水化物の約7割が果糖であることが考えられます。 果糖はブドウ糖に転換されることなく、比較的ゆるやかに吸収されるためショ糖(グラニュー糖)のような急激な血糖上昇を来しません。 (グラフをご参照ください)

従って、血糖値の上昇抑制のみに着目すれば、果糖を多く含むマゲイシロップは糖尿病に適した甘味料といえますが、 一方高果糖食は悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしますので、脂質代謝への影響を考えると摂りすぎないように注意する必要があります。 ちなみにアメリカでは果糖の摂取を総エネルギーの10%以内(重量で約70g)としており、日本では総エネルギーに関係なく果物として 1日20gまでとしています。

マゲイシロップのインスリン節約作用
最後に血中インスリンについてですが、2型糖尿病患者ではインスリン分泌不足、インスリン作用不足があるため インスリンの需要増加は糖尿病を悪化させます。マゲイシロップを使用した食品はグラニュー糖を使用した食品に比べて インスリン値が低く、インスリン節約作用が示されました。これは血糖上昇が改善されたことによる二次的な効果と考えられます。 人体はインスリン合成については十分な予備能力を持っていないといわれており、インスリンの分泌量を減らすことは 膵臓のB細胞に対する負荷を軽減し、インスリン分泌能力を改善することにもつながります。

マゲイシロップは砂糖に代わる健康的な甘味料
このように適量のマゲイシロップは食品の低GI化効果ひいてはインスリン節約作用などの優れた特性を有しており、 糖尿病が強く疑われる人および糖尿病の可能性を否定できない人に適した、砂糖に代わる健康的な甘味料として 推奨いたします。


「マゲイシロップにアンチエイジング効果がある理由」

クール・ドゥ・モリマサ学院長(理学博士) 森柾秀美

人間の美の追求というのは、ある意味体の内外の様々な刺激による細胞の老化との闘いです。つまりまさに アンチエイジングが大きなテーマというわけです。精神的なコンディショニングも含めた全身の美を追求する 私どもエステの分野でも、当然アンチエイジングに対応する幅広いアプローチが必要となって参ります。
中でも栄養学的アプローチは非常に重要です。そして現在、その重要な指標として注目されているものがGI値です。 食品によりGI値の高低がありますが、血糖値を急激に上げる高GI食品は血中ですばやく糖に変わることにより体の 組織中のたんぱく質と結びつく糖化現象を引き起こします。これはからだ中で起こるとされていて、お肌の上でも コラーゲンを傷つけ深いしわ、さらにたるみやくすみの原因になります。その他にも血中の糖は様々な全身老化現象を 促進します。
 GI値というのは血糖値が気になる成人病世代の人にとってのみ重要な指標というわけではないのです。 GI値がアンチエイジングに深く関り、もちろんお肌のエイジングにも関係するとなると、少なくともどんな年齢で あろうと、特に女性が無関心でいいはずがありません。
そんな折、私も知人のご紹介で森下理事長からマゲイシロップのお話しを伺ったのですが、確かに驚くべき低GI食品です。 甘みというのは嗜好要素であるだけに、美味しいというのも喜んで選択出来る重要なポイントだと思います。 エステでのアンチエイジング指導という切り口からもこうした優れた食品をうまく活用したいものです。


「料理研究家の語るマゲイシロップの魅力」

料理研究家 濱田美里


マゲイシロップを使った料理
ある日知り合いの編集者から「ぜひ使ってみてください」と小さな瓶の贈り物が届きました。なんとそれは、 アメリカで活躍中の精進料理の達人に紹介されながら、日本では当分出会うことが出来ないだろうあきらめていた マゲイシロップでした。
アステカの女神の蜜というマゲイシロップの魅力は、お砂糖の7、8割の量でこと足りるくせのない強い甘みと、 さらりとした使い勝手のよさです。不思議なことに冷たくするとより甘みが増し、なおかつ冷たくても素材中に よく溶け込みます。みりんのように煮切る必要がないのもうれしい性質です。
スイーツ作りにはもちろん、めんつゆや出汁の味を整えたり、煮物、玉子焼き、酢の物、胡麻和え、胡麻だれ、 ドレッシング・・・と私のマゲイシロップ使用のレシピは日々その枚数を増やしています。

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