マゲイシロップ「百年の蜜」が栄養学会で紹介されました。
2006年10月30日(月)
10月28日、武庫川女子大学で開催された関西栄養学会において、『マゲイシロップ「百年の蜜」 の血糖値上昇抑制効果について』が、千里金蘭大学食物栄養学科臨床栄養学研究室森政博士とBIZEN中南米美術館の 共同研究の成果として発表されました。
日本栄養・食糧学会 第45回 近畿支部大会での講演要旨
マゲイシロップの血糖値上昇抑制効果について
千里金蘭大学食物栄養学科 BIZEN中南米美術館 共同研究
【目的】
マゲイシロップとは、メキシコに自生するマゲイ(竜舌蘭)からとれるシロップのことである。 マゲイシロップはGIが低いとされているが、日本人を対象として得られたデータはない。そこでご飯を基準食とし、 試験食として一般に市販されているロールケーキ・アイスクリーム・ジャムとマゲイシロップを使用したロールケーキ・ アイスクリーム・ジャムそれぞれのGIを測定し、糖尿病食への応用の可能性を検討した。
【方法】
健常な女子7名(21〜22歳)を被験者とした。糖質を対照としてご飯(サトウのごはん)、 一般に市販されているロールケーキ・アイスクリーム・ジャムとマゲイシロップを使用したロールケーキ・ アイスクリーム・ジャムの食後120分間の血糖反応を測定した。測定日の朝9時に糖質50g相当の食品と お茶200mlを摂取した。血糖値は食品摂取前、15分、30分、45分、60分、90分、120分後に採血し 測定した。
【結果】
GIはご飯(糖質50g相当)の血糖反応を100とすると、グラニュー糖使用のロールケーキ54 に対してマゲイシロップ使用のロールケーキが34、グラニュー糖使用のアイス46に対してマゲイシロップ使用の アイス24、グラニュー糖使用のジャム85に対してマゲイシロップ使用のジャムが59と有意に低くなり、マゲイ シロップの血糖上昇抑制効果が確認された。
【考察】
マゲイシロップに含有する炭水化物のうち、67.2〜69.7%が果糖である。果糖はブドウ糖に 転換されることがなく、比較的ゆるやかに吸収されるためショ糖のような急激な血糖上昇を来たさない。血糖値の 上昇抑制に着目すれば果糖を多く含むマゲイシロップは糖尿病に適した甘味料といえる。
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